理想と希望

理想がある.理想があると現実はかすむ.理想は理に基づいた想像だ.
理想を自分に課したなら,とびきりの無力感に苛まれ,理想を相手に求めても,そうならないことに苛立ち,疲れてしまう.
科学者は一定の領域内で理想を育て,漫画家や小説家や映画監督などは理想を表現する.
少数派が理想を追うことは,衝突がある.独創が認められるには,大きな壁を乗り越えなければならない.
しかし,辛い時間こそは大切だ.自分と深く対話でき,人のありがたみも知れる.
どうすれば上手くいくかを考えても,答えは出ないかもしれない.
大そうなものでは無いとしても,明らかに希望では無い理想がそこにある.


遠くにいる友達は何もできないので,近くにいる誰かが何かをする.
とことん上手くいかない時はある.きっとみんなそうだろう.
前向きになれるならば,まだいいが,下を向いている人は前など向けない.


希望などは希望を持っている人の言い分なんだ.
人間の’合う’と’合わない’は絶対的なもので,それは努力ではどうすることもできない.


・・とも言い切れない部分もある.


そして,理想を超えた夢のような時間が時折,訪れる.幸福は’求めること’だ.