憧れ

結果を残している人はかっこいい.さらにその中にその人独自の魅力があれば,なおのことかっこいい.成功者の中にも色んなタイプの人がいて,自分が共感できるな,て思わせられるような人がいる.きっとその人の魅力がとっても素晴らしいもので,いやが応にも惹きつけられてしまうんだ.そういう人の周囲の人は幸せだろうなあ.村上龍カンブリア宮殿を買ってきた.まだ読みかじったところだけど,対談相手の経済人の面々は,何を聞かれようが意見をしっかりもっていてはっきり濁さずに返す,さすが違うねーって思わされる.とても読みやすくできていて,長ったらしく書いていないし,むつかしい言い回しもない.ただただ率直に各会社の大まかなところを知ることが出来,今の自分にはぴったりの本だって思う.
そもそもの僕は,会社人に対する憧れが薄い.周りの友達の話を聞いててもそんな節はあるんだけれど.憧れって言ったら,作詞家の松本隆や,スピッツ草野正宗,サニーディサービス,宮元輝,つげ義春友部正人,などなどがあげられる.作品および作品の中に表れる断片に対して,共感であったり,羨望に似た憧れの感情を抱いたりしている.だからその人たちの普段の生活にはほとんど関心が沸かない.いうなれば,彼らのメッセージを日々の暮らしの中でのあれやこれやに対する,精神的道標にしている.それはそれでまああることかもしれないが,作品である以上もっと素直に味わっていった方がいいような気がする.
上記の本の経済人たちの言葉を見ていても思ったけれど,何かをするときは出来るだけ無駄なことは考えないほうがいいって思う.不安を紛らすためなんだろうけど,考えたところでどうしようも無いことを考えてしまうことは多い.社会に入っていくことは確かに不安だけど,考えすぎて気持ちが沈んでいくことは良くないことだろうなって思った.人に対して明るく接することはとっても大事なことだ,て再認識しました.