航海

何かを始めるって時に,そのものの最後までを通じ責任を持つ覚悟,もしくは影響を与える人への配慮,などは必要であろうか.必ずしも必要でないように感じる.物事を作り上げるとき,初期衝動的な動機づけが担う役割は大きい.遠く先を見据えようとしても無理な部分は多く,その内に気持ちは冷めていってしまう.細かいことは言っていられない.
一度流れに乗りさえすれば,船は勝手に進んでいく.吹く風を見て,上手に受け流してやればいい.そう,始めに川べりで船を押し出すこと,頑丈な船を作り上げること,もっと言えば船で外の世界を見てみたい,と思うことが大切なのだ.
そうやって続けていく中で大事なことは,始めに思い立った理想を忘れないこと,だ.様々な局面に身を置かれることで,人の頭はたくさんの情報を得て,たくさんの立場からの考えを知っていく.それらが上手く整理できないうちには,迷うことも増え,自分の想いにも自信が持てなくなってくる.
立ち止まる時間もいいけれど,いつか歩き出さなきゃいけない.その時には自分の考えをもう一度思い返してみるべきだ.周りに誘導されて与えられたような結論じゃ,つまらない.それが本当に大事だって思うなら,続けて試してみよう.自分なりにTRYしてみよう.たとえ,周りから認められなくたって,その良し悪しを自分の目で見極めることは,大切なことだ.
誰がどんなこと言っていたって,大事なのは今だ.今,何が出来るかだ.蓄えることも培っていくことも我慢することも,今の自分がそうすることが大切だと判断してる.少し先にある今で,素晴らしく感じられれば,と思っているわけです.
物事には正解も無ければ,間違いもありません.ただ成功と失敗があるだけです.だからずっと変わらず挑み続けていくことが出来る.気持ちさえが続くならば,もっと,ずっと,いつだって!
過去を思い,足りない今にため息つくのは空しいことだと思います.なるべくなら笑ったほうがいい.前方に照準を合わして.